「PDFBox」の版間の差分
提供: 個人的記録
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+ | 以下の記述で OTF からPDFontを作成できる。 | ||
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+ | OTFParser otfParser = new OTFParser(); | ||
+ | OpenTypeFont otf = otfParser.parse(new File(OTFのフォントファイル)); | ||
+ | PDFont font = PDType0Font.load(document, otf, false); | ||
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+ | ===== TTCフォントの場合 ===== | ||
+ | 以下の記述で TTC からPDFontを作成できる。 | ||
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+ | try (TrueTypeCollection collection = new TrueTypeCollection(new File(TTCフォントファイル))) { | ||
+ | PDFont font = PDType0Font.load(doc, collection.getFontByName(フォント名), true); //TTCは複数のフォントの組み合わせなので、そのうち使用するフォント名を指定する必要がある | ||
+ | *** 出力処理は省略。 TrueTypeCollection をクローズするとフォントもクローズされるので注意が必要 *** | ||
+ | } | ||
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2024年8月21日 (水) 22:06時点における版
Apache FoundationのPDF生成ライブラリ。 このページは3.0.3準拠で記述しています。 ライセンス
APL 本家サイト
目次
Mavenでの導入
本家にもあるけど、今回はdependencyに以下を記述。
<dependency> <groupId>org.apache.pdfbox</groupId> <artifactId>pdfbox</artifactId> <version>3.0.3</version> </dependency>
使い方
PDFページを追加する。
以下のコードで空白のページを追加することができる。
PDRectangleでページサイズを指定できるが、単位がポイントなのに注意(1ポイント=0.353mm)
A判であればPDRectangleクラスに定数が定義されている。
PDDocument doc = new PDDocument(); PDRectangle rec = new PDRectangle(幅,高さ); doc.addPage(new Page(rec)); doc.save("出力先.pdf"); doc.close();
紙のサイズとおおよそのポイント
サイズ | mm表記 | ポイント表記 |
---|---|---|
A3 | 297×427 | 842×1191 |
A4 | 210×297 | 595×842 |
A5 | 148×210 | 420×595 |
B4 | 250×353 | 729×1032 |
B5 | 176×250 | 516×729 |
B6 | 125×176 | 363×516 |
文字列/図形の描画
PDFの文字列や図形はstreamで行う。streamはさまざまなオペレータの集合になっている。イメージ的にはdrawマクロみたいなもの。
streamはページに対し、以下のコードで生成する。
PDPageContentStream stream = new PDPageContentStream(PDDocument, PDPage)
図形や文字列のPDFのオペレータに対応するメソッドがある。
streamは必ずcloseすること。closeしないと描画が行われない。
文字列の出力
PDFでの文字列の出力は以下の手順で行う。
PDPageContentStream stream = new PDPageContentStream(PDDocument, PDPage); stream.beginText() //文字列出力の開始を通知 stream.setFont(PDFont,フォントサイズ); //フォントとサイズの指定。マルチバイト文字を出力する場合、対応するフォントの指定が必須。 stream.moveTextPositionByAmount(横位置, 縦位置); //文字列を出力する位置の指定。左下を 0,0 として指定する。 stream.showText(文字列); //文字列の出力 stream.endText(); //文字列出力の終了を通知
フォントの指定
pdfbox 2.0 以後でマルチバイトフォントがちゃんとサポートされた。 フォント埋め込みにも対応しており、埋め込まない理由もないので埋め込む前提での例を記述。
PDFont font = PDType0Font.load(PDDocument, TTFフォントファイルを指定); //TTCやOTFは取り扱いが異なる PDPageContentStream stream = new PDPageContentStream(PDDocument, PDPage); stream.beginText(); stream.setFont(font, 11); stream.newLineAtOffset(100, 100); stream.showText(文字列); stream.endText(); stream.close();
OTFフォントの場合
以下の記述で OTF からPDFontを作成できる。
OTFParser otfParser = new OTFParser(); OpenTypeFont otf = otfParser.parse(new File(OTFのフォントファイル)); PDFont font = PDType0Font.load(document, otf, false);
TTCフォントの場合
以下の記述で TTC からPDFontを作成できる。
try (TrueTypeCollection collection = new TrueTypeCollection(new File(TTCフォントファイル))) { PDFont font = PDType0Font.load(doc, collection.getFontByName(フォント名), true); //TTCは複数のフォントの組み合わせなので、そのうち使用するフォント名を指定する必要がある *** 出力処理は省略。 TrueTypeCollection をクローズするとフォントもクローズされるので注意が必要 *** }